◆REPAIRLOG 20030211

     先週、ハードオフ南回り巡回中に、ONKYOのCDレシーバCHR−185を2台買いました。
    ONKYOのCDレシーバの中でこの型番は初めてです。
    インテック185シリーズの中でも、CDチェンジャー内蔵タイプです。

・機器名

    ONKYO CHR−185
・症状/入手費用
     ハードオフの値札には、2台ともトレイ開かずと書かれていました。
    本体のみ2台で4000円。
・故障確認
     1台は確かにトレイが開きませんでしたが、もう1台はピックアップの動きが渋いだけでした。
・修理部品/時間
    0円。
    約3時間。
・修理状況
     先ずはトレイが開かない1号機。
    以前修理したCR−185とCDユニットの取り付け構造が異なりました。
    しかし基本は同じなので、分解を開始します。
    一番上の基板は、単純に外れました。
    2番目の基板は、CR−185と同様にどうしても外れないので、ブラブラ状態にします。



     CR−185と異なり、CDユニットは黒いモールドカバーを外さなくても取り出せました。
    ボトムにある4本のスクリューを外して、下の写真のようにカバーとシャーシの間に隙間を作ります。
    この隙間からワイヤーハーネース2本とフラットケーブルを引き出します。
    但し、正面左奥側にあるシールド用の黒いワイヤーは、ユニットを引き出す途中で外します。


     トレイが開かない原因は、CD3枚が内部で詰まっていたからでした。
    これを取り除いて、無事に修理完了。

    ついでですから光ピックアップ周りをアルコールで清掃し、グリスアップします。

    他に問題点がないか、バラック状態で動作テストを繰り返します。

     買ってきた2台は、ともにヤニ臭くてかないません。
    ハードオフのジャンクにはよくあることです。
    そこで外装系部品は、中性洗剤でザブザブ洗いました。

     2号機も同様に分解し、ピックアップ周りを清掃しました。

    このCHR−185ですが、CR−185よりCDの音が良いようです。
    硬めの音ですが、芯があります。
    しかしAMの音はプアです。
    珍言采家は弱電界ですが、グジュグジュとした音です。
    それに外付けループアンテナを本体に近づけると、ビートノイズが入ります。
    またCDチェンジャーの動作音のうるさい事。

    なんだかんだ文句はありますが、CDとFMの音質を考慮すると総合点ではハイコンポの部類に入れてもよいでしょう。