◆REPAIRLOG 20000305

     昨年の11月末、立石さんからいただいたMDP−405が未修理で残っていたのを思い出した。
    その節はどうもありがとうございました。
    いただいたときの状況は確かCDはOKだがLDの再生ができないだった。
    背面を見ると1993年11月に一度修理を受けたシールが張られていた。
    大石さんからいただいた付属品の中を見ると、SONYの修理伝票と交換したベルトにプーリ−が入っていた。
    MDP本体もとっても綺麗だし、修理部品を保存しておくところに感心する。

・機器名

    SONY MDP−405
・症状/入手費用
     LD再生不可。(らしい)
・故障確認
     トレイスリップ。
    LD再生するもノイズが多い、また外周部で異音。
・修理部品/時間
     ローディングベルトキット(SONY品番A−6415−548−A)。
    約1時間。
・修理状況
     光ピックアップを見ると汚れが酷かった。
    LD検出の光センサーもかなり汚れている。
    光ピックアップと全光センサーを綿棒で掃除してみたらこの程度の汚れでした。




     次はトレイのスリップを修理するために、ディスククランパーASS’YとフロントキャビASS’Y再度パネル補強プレートを外す。
    トレイも外すと簡単にベルト交換ができる。
    このMDP−405は以前修理した333に比べて、外装の組み立て機構が簡単になり整備性がよくなっている。
    ベルトがかかっている大きなプーリがかなり汚れているので、上部のナイロンストッパを精密ドライバーのマイナスで外す。




     モーターのシャフトに付いている小さいプーリは、1993年のベルト交換で既に径の大きな対策部品に交換されていた。
    写真の左側が新品。




     LD外周部を再生しているときの異音はサーボが外れそうになっているときとわかった。
    原因は光ピックアップ基板からのフレキが折れ曲がりフレームに当たっていたから。
    外周部へ移動するとこの当たりでピックアップが戻ろうとし、力ずくで外側に移動しようとしていたため。
    フレキの折れ曲がり部分を手で修正しスムースに動くようにして終わり。
    この折れ曲がりの原因は不明。
    以上の修理で特に問題なく動作している。
    趣味部屋のラックからMDP−333を降ろし、暫くこの405を使うことにする。