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立川、八王子、小作と久々にハードオフを3店回る。 立川店でSONYのMDP−333を購入。 他のジャンクLDプレーヤが軒並み4000円クラスなのに、この333だけ500円。 値札にはトレイが出ないとだけ書かれている。 ハードオフでこのような特別な値付けがされている場合は、何か特別な意味があるように過去の経験から感じる。 つまり値札に何が書かれていても難易度の高い故障を抱えているような気がする。(そう、気だけだが・・・) とりあえず文句なく買いの値段なので、迷わず支払って担いで出た。 今日1月15日旧成人式の日は、朝から暇なので修理してみる。
・機器名
515円。
OPEN/CLOSEボタンを押してもベルトが滑って出てこない。 確かに値札に書いてあった通り。
約80分。
5cmくらい手で引き出すと出てくる。 先ず大きなプーリの外周をアルコールで清掃する。 次にベルトを新品に交換することにした。 以前333を修理したときに買い置きしていたベルトと、小さなプーリのセットを使用する。 外したベルトを見ると、新品に比べて異様に細い。 下の写真をよく見るとわかるが、どうやらスリップを修理しようと適当なベルトに交換したのでは? 左側のベルトが新品。 ![]()
おっとその前に、LDとCDの検出センサーや光ピックアップのレンズをアルコールで清掃する。 センサー表面は真っ黒に汚れていた。 またトレイがOPENしたときに、駆動モータを停止させるリーフスイッチの接点が黒く酸化していたのでここも掃除。 こりゃリーフスイッチは全滅だとばかりに、全数清掃することにする。 光ピックアップ下部の2連リーフスイッチも汚れていたのでついでに掃除する。 ![]()
トレイがCLOSEした後にトレイを前後させている3枚目のギアは噛み合わせがフリーになるが、2枚目のギアは回転を続けエレベータを上下させるはず。 これは以前333を修理したときに解析済み。 そこで本格的にバラすことにする。 トレイ前面の先端には細長いカバーが付いている。 これを外さないと、フロントカバーアッセンブリーを外してもトレイに引っ掛かってしまう。 2本のネジを外し、ディスクを押さえるプレートも2つのロック爪を手で戻しながら外す。 サイドキャビを補強している前面のアームプレートも外す。 シールド用のスプリングプレートが共締めされているので、落下させないように注意する。 トレイを両サイドで滑らせるプレートの右側を外し、傾けながらトレイを持ち上げて外す。 プーリを手で回転させてみると、2枚目のギアと3枚目のギアの噛み合わせは問題ない。 なんだ前の持ち主がベルトを交換するときに、トレイの取り付け位置を誤っただけ。 ギア3枚とトレイの噛み合わせを調整し、組みたて完了。 CDをセットして電源を入れる。 あれっ? LDと認識してエマージェンシーモードになる。 そっか、室内光をディスク検出センサーが拾っている。 トップカバーを被せて再度電源スイッチを入れる。 特に問題なくCD,LDともに動作するようになった。 |