◆REPAIRLOG 19990801

    8月1日(日)、昨日から会社は夏休み。
    自己録再の調子が悪くなっていたHi8ムービーの修理を思い出した。
    夏休み後半、山中湖まで旅行に行くのでなおしておかなくっちゃ。
    ムービーのメカデッキは既に購入済。

・機器名

    FUJIFILM FH−35SZ
・症状
    自己録再で同期信号が乱れトラッキングがとれないし、再生画像に細かな黒点のノイズが多数。
    他機で録画したテープはノイズがあるものの再生可能。
・故障確認
    とりあえずカセットハウジングカバーを外して、テープパス調整を試みるが改善無し。
    そこでヘッド磨耗に備えて購入していたメカデッキをそっくり入れ換えることにする。
・修理部品/時間
    約60分。
・修理状況
    既に何度もバラしているので注意すべき点はわかっているが、精密ドライバーを使用し慎重にネジを外していく。
    フロントキャビネットアッセンブリー、ビューファー側サイドキャビネットアッセンブリー、メカデッキ側キャビネットアッセンブリーと外す。
    最も注意するのはトップの操作基板が入ったアッセンブリーで、ヒンジにはスプリングがある。
    メカデッキボトム側には2枚の基板があり、2つのサブフレームで固定されているのでこれも外してバラバラにする。

    フレキとコネクターの接合を間違えそうなのは、撮像系の基板とビューファー側のキャビネットの基板間接続。
    フレキはコネクターにロック機構を持つものと力で挿入する2種類がある。
    特に柔な部分はないので、バラして逆に組み立てていくだけ。
    素人はレンズ表面に柔らかい布等でカバーをした方がよいと思われる。
    組み立て時には、バラした時の記憶を忘れがちなので注意する。
    特に基板のエッジをサブフレームのスリットへ入れるような部分は、間違えるとまたバラして振り出しに戻る。
    本来だったら頭がボケてきた40半ばのおっさんである珍言采はムービーでバラす工程を撮影するのだが、今回はそのムービーをバラしているので殴り書きのメモをあちこちに書いて対処する。
    1回ばかり振り出しに戻ったが無事に組み立て完了。
    特に調整もすることなく性能は復活した。

    交換した古いメカデッキ部分↓
    VHSのドラムモーターアッセンブリーと比較するとやはり小さい。