◆REPAIRLOG 19990611

    このわしのHPがエーアイムックの「ジャンクの花園」へ紹介された。
    苦節**年、細々とやってきたかいがあったというもんだ。(涙々)
    と言うのは冗談だが、PCの世界とは少し場違いなAV機器のHPが編集者の目にとまりこれは面白そうだとと掲載されたのは嬉しいかぎりだ。
    とするとムックを買った暇なPC関係の輩がこぞってやって来る。
    なぁーんだAV機器かぁー、と去って行くのも目に見えている。
    じゃぁという事で、PC関係の修理も記載することにした。

    というのは表向きで、実は献本された「ジャンクの花園」を隅から隅まで眺めていたら秋葉原のジャンク屋マップが目に入った。
    面白そうな店がたくさんあるではないか。
    珍言采は片道2時間以上かけてJRで秋葉原へ行っても、せいぜい秋月とニューサクラ屋、千石電商を覗くだけ。
    急いでショルダーバッグときたないGTホーキンスモドキの靴を履いた連中から脱出するべく、淡路町経由で丸の内線に乗り帰ってしまう。
    淡路町の交差点近くに、お飲み物お代わり自由のケーキ屋があるからだ。
    ちょっと高いが、またかなりケーキが固めで作り方が古いが、休憩にはぴったし。
    話しが逸れまくったが、そのマップのとある店へ行ったら激安でLANカードが転がっていた。
    土曜日に5枚買って店のおじさんから紙袋とビニール袋へ丁寧に入れてもらい、月曜日には15枚買ってフィリピン人のような元お嬢さんにビニール袋へ投げ込まれた。

・機器名

    TDK PCMCIA LAN CARD LAK−021AX
・症状
    ちゃんどら2へぶち込むとWin98のP&PでPC側は認識するが、ハブは全く認識せず。
    接続コードのコネクタ部分をグラグラゆするとハブのランプが点灯する位置がある。
・故障確認
    PCMCIAカードをばらすのは始めて。
    コネクターの隙間から精密ドライバーを突っ込むと、両面テープで貼り付けているのがわかった。
    そこでドライヤーの熱風をあてて、接着剤を柔らかくする。
    ベリベリとボトムプレートを剥がしてみると、おぉーコネクターのジャック側コンタクトの延長のリード半田付け部分が断線している。






    なぁーんだ原因はこれか。
    企業がまとめて廃棄するときに、わざと壊したな。
    原因が簡単でよかった。
・修理部品/時間
    最初は約45分、慣れると25分。
・修理状況
    折れたコンタクトピンをなんとか延長させるために、リード線をコンタクト中央部へ差し込み半田付けする。
    冶具は洗濯バサミ。






    リード部分を基板へ半田付けする。






    エポキシ系の接着剤で、基板の半田部分、ジャック、カードケースの接合部分を固める。
    ボトムプレートは、業務用の頑固な両面テープで貼り付ける。
    家庭用の文房具屋で売っているものは、経年変化で接着力が落ちるから駄目だ。
    修理後ぜーんぜん問題なく動いているので、2個は自分が使用し残りはフリマで売ることにする。
    TDKのサイトを覗いてみると、LAK−021AXは021、021Aの次の3代目とわかる。
    今は末尾がBXの4代目になっているが、AX以降はWinCE2.0やパワーブック用のドライバーもありダウンロードできる。