◆REPAIRLOG 19990116
正月にGETしたビクター製VHS Hi−Fi HR−D4のリモコンの調子が悪くなった。
いただいたときから接触不良の感触があったが、だんだんと悪くなってきた。
これは一度バラして中のコンタクトを掃除しようと思い立った。
・機器名
VICTOR HR−D4用リモコン、部品番号PQ11677
・症状/入手費用
・故障確認
上半分のTV操作部はまったく異常なし。
下半分のビデオ操作部はどのボタンも接触不良。
背面のVIDEOplus部もまったく異常なし。
・修理部品/時間
・修理状況
背面の電池カバーを外す。
ネジ2個を外す。
隙間から爪を差しこんで、マイナスの精密ドライバーを隙間に沿わせて移動しボトムケースを外す。
ゴム製のコンタクトと基板の印刷コンタクトをアルコールで清掃する。
組み立て後試してみるが、まったく改善されていない。
なんでー? こんなこと始めてぢゃー。
ゴム製のコンタクトは、大きなゴム板にコンタクト部分のカーボンが一体に整形されている。
どうも下部の白色部分だけカーボンの層が薄いようだ。
更にアルコールを浸した綿棒でゴシゴシやっていると、カーボン部分がなくなってしまった。
これって欠陥じゃないか?
仕方がないので究極の修理方法を試してみる。
問題のない不要なリモコンを1個壊して、そのコンタクト部分をカッターナイフで薄く剥ぎ取り、それを皮膚移植のように貼り付けることにする。
勿論移植されるほうもコンタクト部分を削っておく。
ここで問題が新たに発生。
我が家にある5種類の接着剤はどれもシリコンゴムには全く効き目がなかった。
仕方なく近くのディスカウントストアでセメダイン社のスーパーXを購入した。
この接着剤は超多用途と書かれており接着後の弾性もある優れものだが、数時間後の接着力をみるとシリコン系のゴムにはあまり効果が期待できないようだ。
いずれ他の接着剤で再修理することになりそう。
移植大手術中↓

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