◆REPAIRLOG 19990101
元旦。
CS(ディレクTV)のSFチャンネルでアメリカのTV番組らしいSFジュブナイルをやっていた。
12時間くらいやっているので、凄いシリーズだと思ったら6話を繰り返し放送している。
結末がなくまた1話に戻るので、パイロット版かな?
とりあえず一通り観たので、暇になり今年も修理を頑張るぞと気合いを入れる。
・機器名
SONY GV−U5
・症状/入手費用
砂嵐(ヘッド磨耗)。
・故障確認
自己録はどう見てもヘッド磨耗。
・修理部品/時間
約3時間。
・修理状況
富士フイルム製(フイルムのイは大きくてつまらないのが正しい)の8ミリムービーは、一時期SONYからメカを供給してもらっていたので、ひょっとしたらドラムが流用できるのではないかと以前から交換を目論んでいた。
先ず、修理のためガイドポールを取って部品取り用に保管していた8ミリムービーをバラバラにする。
所要時間は30分。
次にGV−U5の外装を外す。
順番は、カセットハウジングカバー、リアカバー、ボトムカバー、両サイド/リア一体のカバー。
ネジは外装だけで10本以上あるので、なるべく取り付け位置に合わせて揃えておく。
所要時間は15分
メカデッキの拡大↓。
メカの機構はほとんど富士フイルム製と共通なので、ボトムの2枚重ねの基板を外さないとドラムモーターアッセンブリーが取り外せないことが事前にわかっている。
結構面倒なのだが、仕方ないと諦め半分。
トップの液晶基板とリアの基板を外す。
サイドの基板も外さないとボトム基板がブラブラにならない。
ボトムの1枚上層の基板に、ドラムモーターアッセンブリーから出ている2つのフレキが取り付けられている。
信号系はコネクターをすっぽり被うようにシールドカバーを被せている。
VHSじゃ見た事ないな。
基板をブラブラにしただけでは、ドラムモーターアッセンブリーとフレキがメカシャーシから抜けないことがわかる。
仕方なくメカシャーシの3方を囲っているアルミ製のサブフレームもブラブラにする。
フレキの1つは、ドラムの下部からメカシャーシを潜って下へ出ている。
3本のネジを外して、ドラムモーターアッセンブリーを交換する。
ドラムモーターアッセンブリーは微妙に異なっているが、取り付け位置は完全に互換がある。
2種類のフレキも極数、大きさとも互換がある。
全部で20本以上のネジを締結して修理完了。
おぉ動いたぜぃ。
実はこのビデオウォークマンには、チューナ/タイマー内蔵のステーションがある。
総称してVIDEO WALKMAN COMPOと言う。
コンポ完成の写真。