◆REPAIRLOG 19981011
日比谷シャンテで友人と昼食を食って秋葉原へ寄った。
会社で取り引きのあるIBM社の自称パンの配達人から頼まれたDVCテープを10本購入する。
30分を頼まれていたが、f商会ではマクセルのME60分が10本で7980円。
安い。
ついでに購入したフィリップスのDCCカセットが90分で1本980円。
高い。
店員からもうとっくに生産中止しているので、そろそろまとめ買いした方がいいですよと言われる。
続けてニューサクラヤへ寄って、BS/CS/UHF/VHF3分配器を1500円で購入した。
たまにじゃマール等で1000円くらいで売りに出るが、送料を考えると新品でこの値段は妥当かと納得する。
帰宅後ハードオフ仲間のSさん宅を訪問する。
問題あり機器4台と私のBSチューナ、DATデッキを交換する。
自宅へ戻ってからすぐにKENWOODのカセットデッキを開けた。
・機器名
・症状/入手費用
・故障確認
Sさん宅で動作確認したときは、Lchのレベルインジケータが低く表示されていた。
アンプのパワーインジケータもLchが低かったので、インジケータの不調ではなく出力が低いとわかった。
・修理部品/時間
・修理状況
トップカバーを開ける。
ヘッドホンで音量/音質を確認しながら手持ちのテープを再生してみる。
アジマスでも調整しようかとカセットホルダーのカバー2個を外しておいたが、特に高域の低下はないのでやめることにする。
基板上には録音レベル、バイアスレベル、再生レベルの調整用サブVRがLchとRch各々あった。
それ以外には、メータ調整と書かれたサブVRが1個あった。
1個しかないのは、LとRが両方可変するからと判断する。
まず他機で録音したテープを用いて再生状態にし、メータ調整VRでLとRの出力差をなくす。
いきなり録音状態で録音レベルやバイアスを変えると後でわけがわからなくなる。
次に3ヘッドなので録音状態にして、ソースのレベルが0dbになるように録音レベルVRで調整する。
さらに再生レベルVRを調整してLとRを0dbにする。
これを3回ばかり繰り返すとソースも再生もL,R揃って0dbを表示する。
珍言采はオーディオ帯域のSGを持っていないので、オシロに付いている1KHの調整用信号を使用した。
しかしこの方法は本来ならばよくない。
何しろオシロの調整用信号の波形は方形波だから。
ちなみにアジマスの調整は、テストテープを持っていなければ信頼できるデッキでLとRに同相の信号を録音する。
そのテープを調整するデッキで再生し、オシロのXとYに入力しリサージュを描かせる。
波形が右45度の1本の線になったら調整完了。
波形が円になったら90度かマイナス90度ずれている。
左45度の線になったら180度ずれていることになる。
使用する信号の周波数はメーカの値よりなるべく高い方がよいのだが、デッキがお粗末だと低い周波数でも1本の線にならず常時ガタガタと揺れている。
アナログカセットデッキって結構ガタガタで驚きますよ。
