◆REPAIRLOG 19980915

珍言采は自治会長をしているので、本日敬老の日は町内の73歳以上の老人宅を回りお祝いを渡してきた。
いまは50戸中4名だが、あっというまに増えそうだ。
今後はきっと年金問題のように、お祝いを渡す年齢が引き上げられると思う。
さて、午後から少し暇になったのでハードオフ仲間のSさんとブツブツ交換したDATデッキを修理することにした。
受け取った日に一度ばらし、メカのベルトが滑りテープローディングしないことを確認しているので、部品は既に第一家電から購入済み。
しかしKENWOODのベルトは高い。
1本300円で計900円だった。

・機器名

    KENWOOD DX−2200SR
・症状/入手費用
    テープ巻き込み/ブツブツ交換。
・故障確認
    電源を入れる前にトップカバーを開ける。
    テスト用のDATテープを入れて動作確認。
    ローディングアームがカセットハーフからテープを引き出す途中でベルトがスリップし電源が切れる。
    次に電源を入れると中で弛んだままカセットが出てくるので、クシャクシャになるかガイドに引っかかってしまう。
・修理部品/時間
    約1.5時間。
・修理状況
    電源基板上のコネクターを全部外し、基板も邪魔なので取り外す。
    メカ部を固定している4本のネジを外す。
    メカ部もコネクターを10個くらい外さないと本体から取り出せない。
    コネクターは2個所を除きピン数が異なるので、バラバラ外しても後で間違う事はない。
    と思っていたら間違えた。
    そのときは電源を入れていなくてよかった。
    約20分でメカ部を取り出した。
    しかしこのメカ部も2段構造になっており、下部の基板をフレーム毎外さないと目的のローディングベルトへ到達出来ない。
    フレキをコネクターから抜いて基板を外す。
    ここまで約30分。
    あとはベルトを交換して組み立てるだけ。
    3本目のベルト交換で困った事になった。
    注文伝票とビニール袋に入っていた伝票は正しいのだが、袋に入っていたベルトの径が異なり装着できない。
    よく見ると2本目に交換したベルトと全く同じものが入っていた。
    KENWOODのサービス体制がいかに問題かがわかる。
    とりあえず3本目はカセットを押し出す機構に使われておりスリップしていないので交換せずに清掃だけで済ませる事にする。
    組み立て後視聴する。
    音は現在使用しているSONY製のDTC−500ESと遜色ない。
    定価が17万もした高級機だからあたりまえか。