◆REPAIRLOG 19980523

またまたHPを見た人から切れたビデオテープの修理を頼まれた。
今度はスタート位置で切れていたもの、END位置で切れていたもの、途中で切れていたもの計3本。
記録時期は古いもので1981年だから17年を経過していた。

・機器名

    TDK、VICTOR
・症状/入手費用
    持ち主曰く、ようやく珍言采のHPへたどり着きました。
    確かにこのようなことをやるのは私以外には少ないだろうと自己満足の世界へ浸る。
・故障確認
    リーダー部分で切断されたいたものは、切断個所の近辺がクシャクシャ。
    デッキの巻き込みが原因らしい。
・修理部品/時間
    部品取りに保管していたテープを2本バラす。使ったのはカセットハーフ1個、空リール2個、リーダー部分2個、接合テープ4枚。
    所用時間は約40分。
・修理状況
    ボトム側から5本のネジを外す。TDKは6本。
    いつものように指紋を付けないために、白い綿の手袋を装着。
    2本はリーダー部分の一番端、リールに巻き込む先端から15mmの所で切断されている。
    このまま残ったリーダー部分を使いたかったが、かなりヨレているのでいずれまた切れるだろうと推測。部品取りのテープからリーダーだけ切断して、頼まれたテープへ接合。
    珍言采にとってはごくポピュラーな修理なので、特に問題なし。
    途中で切れたテープは切れた個所にリーダーを接合し2本のテープへ分ける。
    カメラ用のヒカヒカブロワーで埃を吹き飛ばし分解と逆に組み立て完了。
    ビデオデッキに入れて早送りと巻き戻しの走行テスト。特に問題なし。
    次に再生。これも問題なし。
・報酬
    お礼にS−VHSテープのパック、それにドラエモン等の記念切手。
    切手は娘が大喜び。