◆REPAIRLOG 19980428

約1ヶ月前、じゃマールの壊れたミニコンポあげますに応募して当選したオンキョーのミニコンポを修理する。
当選理由は、修理するという一言と車で引き取りに行くことらしい。
交渉はすべて奥さんだったが、マンションの十数階から車まで運ぶ手伝いをしてくれたのは旦那さん。
お手数かけました。

・機器名

    オンキョー エッセイ
・症状/入手費用
    じゃマールの記事では、CD部が壊れている。 引き取りに行ったときは、持ち主曰くCDがおかしいしカセットも変だ。また振ると音がするでしょうと言われた。
    確かにその場で振ったら音がした。
    奥さんからは受け取りを断られたので、お礼の図書券1000円分は駐車場で旦那さんに渡す。
・故障確認
    電源を入れる前に外装を掃除。
    アンプ部、サラウンドプロセッサ部、チューナ/タイマ−部、CD部、カセット部が別体式で各々が電源トランスを持っているエッセイでも高級品シリーズ。
    CD部を振ってみると確かにカラカラ音がする。
    開けてみるとなんとクランパーから外れたCDが転がっていた。とりあえず取り除いて動作させるが、TOCを読み取らない。
    カセット部も開けてみると中にコインが入っていた。これはスーパー等のゲームコーナーで使用する物らしいので、どうやら子供が隙間から入れたらしい。
・修理部品/時間
    部品は特に必要なし。
    所用時間は約30分。
・修理状況
    CD部は、レンズと光ピックアップユニットのスライダー部分をアルコールで清掃してみる。
    今度はTOCを読み取って再生を始めた。うーん、この程度で故障する設計が悪いのかCDの仕組みというか規格思想が悪いのか。
    私は埃に弱いレンズを上に向けて使用する仕組みが悪いと思う。設計としてはCDのレーベルを上にして置かせるのは当たり前だろう。
    また内部でCDを反転させたり光ピックアップを反転させたりする方法も、それだけ機構が複雑になり故障が多くなるし製品の価格も上がってしまうので好ましくない。
    最初にメディアを考えるときに何故機器のことを考えないのだろう?
    CDはプラスチックケースを開けるのに左手で開けなくてはジャケットが正位置にならない。これも不満だ。最後まで不満を持ち続けて使わないといけないのか?
    カセット部はとりあえず電源を入れて電動のドアをオープン。あれぇ開かない。モーターは回転しているが、ベルトがスリップ。
    ほんの少しドライバーの先でテンションをかけるとすんなり開いた。わずかにスリップしているようなので、ベルトとプーリーをアルコールで清掃するとこれも問題無く動作するようになった。
    今度第一家電に行ったついでにベルトを注文しよう。でも交換はかなり面倒そう。ドアの駆動部分をダンパー機構と一緒に全部バラさないとだめなようだ。
・報酬
    特になし。